バレーボールでは、
スパイク・ブロック・ジャンプサーブなど、
練習の中で何度もジャンプを繰り返します。

ジャンプ練習そのものは、
競技に必要な能力を高めるための大切な刺激です。

ただし、
「たくさん跳べば跳ぶほど強くなる」
と考えるのではなく、
練習による負荷と回復のバランスまで
考えることが重要です。

KEY POINT
ジャンプは「回数」だけではなく、「質 × 強度 × 量 × 回復」で考える。

同じ50回のジャンプでも、
高さ・助走・疲労・着地・練習内容によって
身体へ加わる負荷は変わります。

ジャンプはバレーボールに必要な刺激

ジャンプを繰り返すこと自体が
悪いわけではありません。

バレーボールで高く、素早く跳ぶためには、
実際にジャンプする練習も必要です。

問題になるのは、
身体の状態を確認せずに
高い負荷を積み重ね続けることです。

01
負荷
練習・ジャンプ
02
疲労
身体へ刺激が残る
03
回復
食事・睡眠・休養
04
適応
次の練習へ

「ジャンプ回数」だけでは負荷を判断できない

練習量を把握するために
ジャンプ回数を記録することは一つの方法です。

ただし、
回数が同じでも負荷が同じとは限りません。

条件 考えたいこと
ジャンプの高さ 軽いジャンプか、最大に近いジャンプか
助走 その場か、助走を伴うスパイクジャンプか
着地 両脚か、片脚寄りになっているか
休息 ジャンプ間・セット間に休めているか
疲労 フレッシュな状態か、練習終盤か

「高く跳べなくなった」は一つのサイン

疲労が強くなると、
ジャンプの高さや動作が変化することがあります。

その状態でも同じ目的で
最大ジャンプを繰り返し続けるべきかは、
一度考える必要があります。

HEIGHT
高さ

いつもより明らかに
跳べなくなっていないか。

MOVEMENT
動作

踏み切りや着地が
大きく変化していないか。

CONDITION
身体

痛み・違和感・強い疲労が
出ていないか。

疲労した状態での練習がすべて悪いわけではない

試合では、
疲れた状態でもプレーする場面があります。

そのため、
疲労した状態で動く練習にも
目的を持たせることはできます。

ただし、
「ジャンプ力を高めるための高品質なジャンプ」と
「疲労下でプレーを続ける練習」は、
同じ目的ではありません。

TRAINING PURPOSE
何を鍛えているのかを明確にする。

高く跳ぶ能力を狙うのか、
技術を練習するのか、
疲労した状態でのプレーを経験するのか。
目的によって必要な負荷は変わります。

ジャンプ力はジャンプだけで作らない

ジャンプ能力を高めるためには、
実際に跳ぶことに加えて、
力を発揮するための身体づくりも考えます。

筋力

スクワットなどを利用して、
地面へ力を加える土台を作ります。

素早い力発揮

必要に応じてジャンプなどを使い、
短時間で力を発揮します。

着地

跳ぶことだけでなく、
着地後まで身体をコントロールします。

競技動作

助走・スパイク・ブロックなどへ
段階的につなげます。

「跳ぶ」と「着地する」はセット

バレーボールでは、
高く跳ぶことに注目しがちですが、
ジャンプのたびに必ず着地があります。

そのため、
ジャンプの高さだけでなく、
着地したあとに身体を支えられるか、
次のプレーへ移れるかも確認します。

01
踏み込み
身体を運ぶ
02
踏み切り
地面へ力を加える
03
ジャンプ
空中でプレーする
04
着地
次の動きへつなぐ

成長期だからこそ「回復」までトレーニングとして考える

学生アスリートは、
部活動だけをしているわけではありません。

学校生活、体育、クラブ活動、
自主練習、試合など、
一週間の中でさまざまな身体活動があります。

そのため、
チーム練習だけを見て
「今日はそれほど練習していない」
と判断できない場合もあります。

確認するもの 例
チーム練習 練習時間・ジャンプ量・強度
試合 出場時間・試合数
自主練習 追加で行ったジャンプ・筋トレなど
学校生活 体育・行事・移動など
回復 睡眠・食事・休養

毎日確認したいシンプルなチェック

痛みはない?

膝・足首・腰などに
いつもと違う症状がないか。

脚は重くない?

前日の疲労が
強く残っていないか。

いつも通り跳べる?

高さや動きに
大きな変化がないか。

眠れている?

練習量だけでなく
回復状態も確認します。

WiSP POINT

「もっと跳ぶ」だけではなく、
「良いジャンプを繰り返せる身体をつくる」。

まとめ

バレーボールでは、
ジャンプを繰り返すことは避けられません。

だからこそ、
ジャンプを禁止したり、
単純に回数を減らしたりするだけではなく、
強度・量・疲労・回復を合わせて考えることが大切です。

高く跳ぶためのトレーニング、
技術練習、
試合形式の練習など、
その日の目的を明確にしながら
必要な刺激を積み重ねていきましょう。

WiSP PERSONAL TRAINING

練習量だけでなく、身体の反応まで確認する。

WiSPでは筋力・ジャンプ・着地・疲労などを確認しながら、
学生アスリートの競技に合わせた
トレーニングとコンディショニングを行っています。

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