「最近なんとなく疲れやすい」
「食事のバランスが気になる」
「髪や肌の調子が以前と違う」
と感じることはありませんか?

こうした変化には、
睡眠・食事・ストレス・体調など
さまざまな要因が関係します。

その中で、身体に必要な栄養素の一つが
亜鉛です。

KEY POINT
「調子が悪い=亜鉛不足」ではない。

亜鉛は大切な栄養素ですが、
一つの症状だけから不足を判断したり、
とりあえずサプリメントを増やしたりする必要はありません。

亜鉛とは?

亜鉛は、
私たちの身体に必要なミネラルの一つです。

体内ではさまざまなたんぱく質や酵素の働きに関わり、
正常な身体機能を維持するために利用されています。

PROTEIN
たんぱく質との関係

多くのたんぱく質や酵素の
構造・働きに関係します。

TISSUE
身体の組織

皮膚などを含む
身体のさまざまな組織に存在します。

FUNCTION
身体機能

味覚や免疫機能などにも
関係する栄養素です。

不足するとどんなことが起こる?

明らかな亜鉛欠乏では、
味覚の変化、皮膚症状、食欲低下など、
さまざまな症状がみられることがあります。

ただし、
これらは亜鉛不足だけに起こる
特有の症状ではありません。

変化 考え方
味覚の変化 亜鉛欠乏でみられることがあります
皮膚の変化 亜鉛以外の原因も含めて考える必要があります
食欲の低下 さまざまな体調変化でも起こります
疲労感 睡眠・食事・ストレス・疾患など原因は多岐にわたります
IMPORTANT
症状だけで「亜鉛不足」と決めない。

気になる症状が続く場合は、
食生活だけで自己判断せず、
必要に応じて医療機関へ相談することも大切です。

どのくらい必要?

厚生労働省の
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、
成人女性の亜鉛の推奨量は
年齢によって設定されています。

7.5mg
18〜29歳女性/1日の推奨量
8.0mg
30〜64歳女性/1日の推奨量
35mg
18歳以上女性/1日の耐容上限量

必要量は年齢や妊娠・授乳などによっても変わります。
「多く摂れば摂るほど良い」という栄養素ではありません。

まずは普段の食事を見る

亜鉛は、
肉類や魚介類など
さまざまな食品に含まれています。

一つの食品だけを大量に食べるのではなく、
普段の食事全体を確認することが基本です。

魚介類

牡蠣など、
亜鉛を多く含む食品があります。

肉類

牛肉なども
亜鉛の摂取源になります。

その他の食品

卵・乳製品・豆類などにも
亜鉛が含まれています。

食事全体

亜鉛だけでなく、
エネルギーや他の栄養素も確認します。

「亜鉛だけ」を意識しすぎない

身体づくりでは、
一つの栄養素だけを増やしても
食事全体が整うわけではありません。

例えば運動している方では、
エネルギー源となる炭水化物、
身体の材料となるたんぱく質、
脂質、ビタミン、ミネラルなどを
全体として考える必要があります。

01
主食
エネルギー源
02
主菜
肉・魚・卵など
03
副菜
野菜など
04
全体
不足を確認

サプリメントは必要?

食事から必要量を摂れている場合、
必ず亜鉛サプリメントを使用する必要はありません。

また、
サプリメントは食品より手軽に
高用量を摂取できるため、
摂りすぎにも注意が必要です。

長期間の過剰摂取では、
他のミネラルの状態に影響する可能性もあります。

SUPPLEMENT
「不足が心配だから、とりあえず多めに」は避ける。

食事内容や必要性を確認してから
サプリメントを検討します。

「美容のために亜鉛」と単純化しない

亜鉛は皮膚などの身体機能にも関係するため、
美容の文脈で紹介されることがあります。

ただし、
亜鉛を多く摂れば
肌や髪がきれいになるという意味ではありません。

健康的な身体づくりでは、
食事・睡眠・運動・生活習慣などを
一緒に考えることが大切です。

FOOD
食事

必要なエネルギーと
栄養素を確保する。

SLEEP
睡眠

回復する時間を
確保する。

EXERCISE
運動

体力や目的に合わせて
身体を動かす。

こんなときは「亜鉛だけ」で考えない

気になること 一緒に確認したいこと
疲れやすい 食事量・睡眠・運動量・体調など
食欲がない 体調・生活リズム・食事内容など
髪や肌が気になる 食事全体・生活習慣・その他の原因
体重が減っている 摂取エネルギー・体調・運動量など
WiSP POINT

「この栄養素を摂れば解決」ではなく、
「今の食事全体で何が不足しているか」を見る。

まとめ

亜鉛は、
身体の正常な機能を維持するために必要な
ミネラルの一つです。

一方で、
疲労や肌・髪の変化だけから
亜鉛不足と判断することはできません。

まずは毎日の食事を確認し、
亜鉛だけではなく
必要なエネルギーや他の栄養素も含めて
バランスを考えていきましょう。

気になる症状が続く場合には、
自己判断でサプリメントを増やすのではなく、
医療機関などへ相談することも大切です。

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