学生スポーツでは、走る・跳ぶ・投げる・切り返すなど、
さまざまな動作の中で関節を動かします。

そのため柔軟性を考えるときは、
「どこまで動くか」だけでなく、
「その可動域を動作の中でどう使うか」という視点も大切です。

KEY POINT
柔らかくすることと、動けることは同じではない。

可動域を確保し、その範囲を自分で動かし、
支えながら競技動作へつなげていく。
柔軟性は身体づくりの一つの要素として考えます。

そもそも「柔軟性」とは?

ストレッチというと、
筋肉を伸ばして身体を柔らかくするイメージが強いかもしれません。

静的ストレッチは、関節可動域を広げるために活用できる方法の一つです。
ただし、スポーツではその可動域の中で身体を動かし、
力を発揮することまで求められます。

STEP 01
可動域
必要な範囲まで動かせる
STEP 02
自分で動かす
可動域の中で身体を動かす
STEP 03
支える
筋力・安定性を使う
STEP 04
競技で使う
走る・跳ぶ・投げるなどへ

静的ストレッチにも大切な役割がある

静的ストレッチは、
筋肉を一定時間ゆっくり伸ばして行う方法です。

「静的ストレッチは意味がない」ということではありません。
関節可動域を高める方法として活用できます。

STATIC
静的ストレッチ

一定の姿勢を保ちながら筋肉を伸ばします。
可動域を確保したい場面などで活用できます。

DYNAMIC
動的ストレッチ

身体を動かしながら関節を動かします。
ウォームアップなどにも取り入れられます。

CONTROL
動作コントロール

確保した可動域の中で、
自分の身体を動かし支える能力も重要です。

「柔らかい=良い動き」とは限らない

関節が大きく動くことは、
スポーツにおいて一つのメリットになります。

しかし、大きな可動域があるだけで
自動的に競技動作が良くなるわけではありません。

例えば脚を大きく上げられても、
片脚で身体を支えながら同じ範囲をコントロールできるとは限りません。

身体の状態 考え方
可動域が小さい 必要に応じてストレッチなどで可動域へアプローチする
可動域はある その範囲を自分で動かせるか確認する
動かせる 筋力や安定性を加えてコントロールする
コントロールできる スピードや競技動作へ段階的につなげる

競技前は「動く準備」も取り入れる

試合や練習前のウォームアップでは、
これから行う競技動作に向けて身体を準備する必要があります。

そのため、静的ストレッチだけで終えるのではなく、
身体を動かしながら可動域を使う運動や、
徐々に競技動作へ近づけていくウォームアップを組み合わせます。

① 身体を動かす

軽いジョギングなどで、
徐々に運動へ入る準備をします。

② 関節を動かす

股関節・足関節・肩周囲など、
競技で必要になる部位を動かします。

③ 動作を大きくする

動的ストレッチなどを利用し、
動きながら可動域を使います。

④ 競技へ近づける

ジャンプやダッシュなど、
実際の競技に近い動作へ移行します。

必要な柔軟性は競技によって違う

「身体は柔らかいほど良い」と考える必要はありません。

投げる、走る、蹴る、跳ぶなど、
競技によって必要になる関節や動きは異なります。
さらに同じ競技でも、選手によって身体の特徴は違います。

そのため、まず身体や動作を確認し、
どの部位にどの程度の可動性が必要なのかを考えることが大切です。

WiSP POINT

「柔らかくする」で終わらず、
「動かす・支える・競技で使う」まで考える。

まとめ

静的ストレッチは可動域を高めるために活用できる方法の一つです。
一方、スポーツでは確保した可動域を
自分でコントロールしながら使う必要があります。

ストレッチ、動的な運動、筋力トレーニングなどを
目的に応じて使い分けながら、
最終的に競技動作へつなげていくことが重要です。

WiSP PERSONAL TRAINING

柔軟性を、動ける身体につなげる。

WiSPでは可動域だけを見るのではなく、
筋力・安定性・動作まで確認しながら、
一人ひとりに必要な身体づくりを考えます。

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