ダイエットを始めると、よく聞くのが
「最近ちょっと食べ過ぎたから太ったかも」
「運動してないから、そろそろやばいかな…」
確かにどちらも正解です。でも、体重が増える理由はそれだけではありません。実は、「食べなさすぎ」も体重増加の一因になっていること、ご存じですか?
今回は、体重が増える主な原因とともに、意外と見落とされがちな「代謝低下の落とし穴」について解説します。
体重が増える主な要因
まずは、よくある「太る原因」を整理してみましょう。
- 食べすぎ(カロリーオーバー)
→ 摂取カロリー>消費カロリーで体脂肪が増加 - 運動不足(デスクワーク中心の生活など)
→ 日常活動による消費が減り、脂肪が蓄積 - 筋肉量の低下(運動習慣がない場合)
→ 筋肉は代謝の要。減ると「太りやすく痩せにくい体質」に - ストレスによる食欲増加
→ 甘いもの・脂っこいものを無意識に欲しやすくなる - 睡眠不足や不規則な生活
→ 食欲をコントロールするホルモンが乱れ、過食に - アルコールの摂りすぎ
→ 飲み会・晩酌で食べすぎ+アルコールの代謝優先で脂肪が蓄積 - 食事内容の偏り(高脂質・高糖質)
→ コンビニ食、外食中心の生活で栄養バランスが崩れる
ここまでは多くの人がイメージできる内容かもしれません。
実は…「食べなさすぎ」も太る原因に
「え? 食べなければ痩せるんじゃないの?」
実はその逆です。極端に食事を減らすダイエットは、体にとって危険なシグナル。以下のような流れで、体は「太りやすい状態」になっていきます。
なぜ“食べないと”太りやすくなるのか?
- エネルギー不足が続く
→ 体が「非常事態」と判断 - エネルギー消費を抑えようとする
→ 呼吸・体温維持・内臓活動などの「基礎代謝」が低下 - 筋肉の分解が進む
→ 筋肉が減り、代謝がさらに落ちる - 結果、食べてないのに太りやすい体質へ
特にタンパク質不足+運動不足が重なると、筋肉量が急激に減少し、「見た目は細いけど体脂肪が多い=かくれ肥満」状態になってしまうことも。
リスクを放置するとどうなる?
🕒短期的には…
- 疲れやすくなる
- 集中力の低下
- 便秘や気分のムラ、イライラ感
⏳中〜長期的には…
- 痩せにくく太りやすい体質への変化
- ホルモンバランスの乱れ(生理不順・肌荒れなど)
- 骨密度の低下・免疫機能の低下
- リバウンドのリスク上昇
食べて痩せるために意識したいこと
- 1日3食+間食もOK(内容を選ぶ)
- 炭水化物・タンパク質・脂質をバランス良く
- 無理なカロリー制限をせず、週に数回の運動をプラス
普段の食事内容や生活習慣などによって何から始めるかは変わります。
まずは、選択肢を決める前に現状把握をすることが最優先です。
まとめ:体重管理のカギは「代謝を落とさない」こと
体重が増える原因は、食べすぎだけではありません。
食べなさすぎ、運動不足、睡眠や生活習慣の乱れなど、さまざまな要因が複雑に関係しています。
「痩せたい」と思った時こそ、体を守る本能=省エネモードが働きやすい状態。
だからこそ、「食べて・動いて・休む」このシンプルな原則を丁寧に守ることが、健康的な減量への一番の近道です。
当ジムでは、「トレーニング+栄養アドバイス」のサポートも行っております。
何から始めていいか分からないという方は、下記リンクよりご相談ください。
正しい努力を積み重ねれば身体は必ず変わります。