「痩せるためには毎日筋トレしないといけない」
「休んだら運動効果がなくなりそう」
と感じる方もいるかもしれません。
しかし、身体づくりでは
毎日ハードなトレーニングを行う必要はありません。
運動後には身体を元の状態へ戻していく過程があり、
その一つとしてEPOC(運動後過剰酸素消費)という現象があります。
EPOCはある。でも「運動後ずっと脂肪が燃え続ける」と考えない。
運動後にも通常よりエネルギー消費が高い時間はありますが、
身体づくりでは運動・食事・活動量・回復をまとめて考えることが大切です。
EPOCとは?
EPOCは
Excess Post-exercise Oxygen Consumption
の略で、日本語では「運動後過剰酸素消費」と呼ばれます。
運動を終了すると、
身体はすぐに完全な安静状態へ戻るわけではありません。
呼吸や循環、体温、エネルギー供給などを
運動前の状態へ戻していく過程で、
運動後もしばらく酸素消費量が高くなることがあります。
運動
身体へ負荷
終了
運動を止める
回復
身体を戻す
安静
通常状態へ
EPOCの大きさは運動によって違う
EPOCは、
どんな運動をしても同じように起こるわけではありません。
運動強度や運動時間、
トレーニング内容などによって
運動後の反応は変わります。
運動強度
どの程度の強度で
身体を動かしたか。
運動時間
どのくらいの時間
運動したか。
運動内容
筋トレ・有酸素運動など
内容によっても異なる。
「24時間脂肪燃焼」と単純には考えない
強度の高い運動後などに、
酸素消費量やエネルギー消費の増加が
数時間以上確認される研究もあります。
ただし、
「24時間ずっと大量にカロリーを消費する」
「休んでいても脂肪がどんどん減る」
という意味ではありません。
長時間のEPOCが確認された場合でも、
追加されるエネルギー消費は
運動そのものの消費量に比べて
大きくない場合があります。
EPOCは「ボーナス」と考える。
ダイエットの中心をEPOCにするのではなく、
日々の運動や活動量を積み重ねることを優先します。
「脂肪が燃える」と「体脂肪が減る」は別
運動中や運動後には、
糖質や脂質などがエネルギーとして利用されています。
しかし、
ある時間帯に脂質の利用割合が増えたからといって、
そのまま長期的な体脂肪減少量が決まるわけではありません。
体脂肪を減らす場合は、
一回の運動だけではなく
長期的なエネルギーバランスを見る必要があります。
| 考え方 | 見る時間 | 意味 |
|---|---|---|
| 運動中の脂質利用 | その運動中 | 運動時に使われるエネルギー源の一部 |
| EPOC | 運動後 | 回復過程で増える酸素・エネルギー消費 |
| 体脂肪の変化 | 数週間〜長期間 | 食事・活動・運動などを含めた結果 |
毎日筋トレをしなくてもいい理由
毎日筋トレをしなくてよい理由は、
EPOCだけではありません。
トレーニングでは身体へ刺激を与えたあと、
食事や睡眠などを通して
回復する時間も必要です。
また、毎日同じ筋肉を強く追い込むよりも、
トレーニング量を調整しながら
継続できる形をつくることが重要です。
刺激
筋トレ
栄養
身体へ補給
回復
睡眠・休養
適応
次の刺激へ
休息日=何もしない日、とは限らない
筋トレをしない日でも、
必ず一日中じっとしている必要はありません。
体調に問題がなければ、
散歩や軽い運動などを取り入れることもできます。
一方で疲労が強い場合には、
無理に運動を追加せず
しっかり休むという選択も必要です。
筋トレなどで必要な負荷をかける。
強度やトレーニング量を調整する。
散歩や軽い運動を選択する。
運動量を減らし、回復を優先する。
「脂肪1kg=ウォーキング○回」と決めない
消費カロリーから計算して、
「○分歩けば脂肪が○kg減る」
と表現されることがあります。
しかし実際の体重や体脂肪の変化は、
食事量、日常活動、運動への適応、
体内の水分量などさまざまな要素の影響を受けます。
そのため、
ウォーキングの回数だけから
体脂肪の減少量を正確に予測することはできません。
一回の消費量より「続けられる仕組み」
ダイエットでは、
一回の運動で何kcal消費したかだけに
注目しすぎないことも大切です。
筋トレ・有酸素運動・日常生活での活動を
自分の生活に合わせて組み合わせることで、
長期的な運動量を確保しやすくなります。
筋トレ
筋力や筋肉へ
必要な刺激を与える。
有酸素運動
ウォーキングなどを
目的に合わせて取り入れる。
日常活動
歩行・移動なども
一日の活動量の一部。
「運動後に何時間燃えるか」より、
「一週間をどう過ごすか」を考える。
まとめ
EPOCは、
運動後に酸素消費やエネルギー消費が
一時的に高くなる現象です。
一方で、
EPOCだけを利用して
大きく体脂肪を減らせるわけではありません。
筋トレで必要な刺激を与え、
必要に応じて有酸素運動や日常活動を取り入れ、
食事と休養も確保する。
毎日追い込むことではなく、
身体の状態に合わせながら
継続できる運動習慣をつくることが大切です。
頑張る日と、回復する日。両方がトレーニング。
WiSPでは毎回同じ強度で追い込むのではなく、
身体の状態・疲労・目的を確認しながらトレーニング内容を調整しています。
FROM KNOWLEDGE TO ACTION
身体を知ることから、
次の一歩へ。
記事で得た知識も、身体の状態や目的によって活かし方は変わります。 WiSPでは、今の身体や動きを確認しながら、一人ひとりに合った方法を一緒に考えていきます。
呉市のパーソナルジム WiSP

