「中学生の子どもに筋トレって必要ですか?」

親御さんからよくいただくご質問です。

ここでは「筋トレ=バーベルなど重量物を使ったトレーニング」、「学生=中学生以下」と定義してお話しします。

この質問への答えは、「身体の状態による」です。

当ジムでは成長スピードや運動能力、競技への関連性などを考慮した上で中学3年生ころから取り入れる場合があります。

成長スピードや体の使い方、環境によって必要性は変わるため、ひとり一人に合った判断が必要です。

今回はその理由をわかりやすく解説します。

①成長期の身体は「まだ変化の途中」

男子は中学生〜高校生、女子は少し早めに小学校高学年〜中学生で大きく成長します。

この時期は骨や関節が柔らかく、ケガをしやすいタイミングでもあるため、無理な負荷を避ける必要があります。

②動きの質が整っていないと、筋トレは逆効果にも

成長が順調でも、動作の質(フォーム)が安定していなければ怪我のリスクが高まります。

例えば、正しい姿勢でバーベルスクワットができなければ、膝や腰への負担が心配です。

まずは自分の体を正しく扱う力=自重トレーニングからが大切になります。

③道具がなくてもできることはたくさんある

バーベルやマシンなどが揃っているご家庭は多くありませんし、学生は塾や部活で忙しく、週2回以上の継続も難しいもの。

そのため当ジムでは、自重や身近な道具を使った代替メニューをご提案しています。

小学生には「体の使い方」を覚える時期

小学生はまだ動作の習得途中であり、筋力だけでなく神経系、バランス感覚、柔軟性など、あらゆる感覚を磨く時期です。

「走る・跳ぶ・くぐる・支える」など36の基本動作を通じて、幅広い運動能力を育てていくことが大切です。

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中学生は「競技力を伸ばす準備」に入る時期

中学生になると、部活やクラブチームで競技スポーツに力を入れるお子さんも増えてきます。

この時期には、競技動作に必要な筋力や動き方をサポートするトレーニングも効果的です。

たとえばサッカーでは、「止まる・蹴る・切り返す」といった連動性が求められるため、体幹と下半身を連動させるトレーニングを行います。

技術練習だけでは、身体の変化に追いつけないことも

日々成長している子どもたちは、身長や体重が変われば動き方も変化します。

技術練習ばかりを繰り返していても、身体が追いついてこなければ、思ったように成長が感じられないことも。

もちろん、技術練習はとても大切です。ただ、身体づくりを並行して行うことで吸収力が高まり、結果として成長スピードも上がるのです。

このバランスを見ながら進めていくのが、成長期のポイントになります。

まとめ|今の身体に合った「できること」をコツコツと

成長期の筋トレは、「やるか・やらないか」ではなく、**「何を、どのレベルで取り組むか」**が重要です。

まずは自分の体を使いこなすことから。

そのうえで、年齢や競技、生活スタイルに合わせて一歩ずつ進めていけばOKです。

当ジムでは、お子様の体の状態や目標に合わせたトレーニングを個別にご提案しています。

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