こんにちは!
今回は、胸椎(背骨の中央部)をターゲットにしたエクササイズをご紹介します。
現代人にとって、胸椎の動きはとても重要。
猫背や肩こり、姿勢の崩れ、そしてスポーツ動作における「肩の可動域」にまで関係しています。
胸椎ってどこ? なぜ動かす必要があるの?
胸椎は、背骨の中でも肋骨とつながる「胸の後ろ側」にある部分です。
この部分は本来、前後左右・回旋といった複雑な動きができる構造を持っていますが、現代の生活ではあまり動かされることがありません。
たとえば:
- 長時間のデスクワーク
- スマホやゲームの使用
- 授業中に座っている時間が長い学生
こうした時間が増えると、胸椎が固まり、猫背や巻き肩の原因に。
さらには、肩が上がりにくくなる・肩甲骨が動かない・呼吸が浅くなるといった問題にもつながります。
スポーツ学生は要注意!
特に、スポーツに取り組む学生は注意が必要です。
授業中は1日5〜6時間以上座りっぱなし。
放課後には激しい運動を行う。
この落差により、胸椎の可動域不足からくるフォームの崩れやパフォーマンスの低下が見られることもあります。
胸椎の動きが悪い状態でトレーニングをすると、無理に腰を反らせたり、肩だけで動こうとして、ケガや不調の原因にも。
だからこそ、日々の中で「胸椎をしっかり動かす」時間を確保しておくことが大切なのです。
姿勢がキツい場合は膝つきでOK!
今回ご紹介するエクササイズは、身体をひねる動きを含んだものです。
胸椎をしっかり動かすには、「骨盤〜背骨〜肩」が連動して動くことが理想ですが、
フォームを維持するのが難しい方は、後ろ脚の膝を床について行うなど、強度を調整してOKです。
無理なく、呼吸を止めずに行える範囲で続けることが一番のポイントです。
動きはこちらからチェック!
フォームや動かし方が不安な方は、こちらの動画で確認できます👇
動画では、身体の使い方や注意点も丁寧に解説しています。
ぜひ一緒に動きながら、感覚をつかんでみてください!
習慣にすることで、姿勢が変わる
胸椎のエクササイズは、一度やって終わりではなく、日々のルーティンに組み込むことで初めて効果が出てきます。
最初は可動域が狭くても、少しずつ動かしていくことで「しなやかな背骨」へと変化していきます。
その結果、
- 肩が動きやすくなる
- 呼吸が深くなる
- 姿勢が整いやすくなる
- スポーツ時のフォーム改善
といった多くの恩恵が得られます。
まとめ:胸椎を動かして、動ける身体へ
背中の動き=身体全体の連動性の土台。
その中心となる胸椎の動きは、健康にもスポーツにも欠かせない要素です。
とくに学生アスリートは、座る時間が長い分、こうしたエクササイズを**「日常の一部」として取り入れること**がパフォーマンス向上につながります。