長時間のデスクワークや立ち仕事は、肩や腰、足のだるさや慢性的な疲労感につながります。
疲れやすさの原因は、姿勢を支える力や体の柔軟性、体の動きを調整する神経の働きが十分でないこと、さらに生活習慣による慢性的な負荷です。
健康で疲れにくい体をつくるには、体を支える力・バランス・体の反応力を整えることが大切です。
疲れやすさの原因
疲れやすさは、体の力・柔軟性・反応力、そして生活習慣の影響が重なって起こります。
1. 体を支える力不足
座っていると背中や腰、立っていると足や体全体の力が必要です。
これらが弱いと、姿勢を維持するだけでも疲れやすくなります。
長く続くと、腰や肩の慢性的な疲れや痛みにもつながります。
2. 体の柔軟性不足
関節や筋肉が硬いと、他の部分で無理に補おうとします。
その結果、腰や肩、足に慢性的な負担がかかり、だるさや痛みを感じやすくなります。
3. 体の反応力の低下
筋肉は神経の指示で効率よく働きますが、同じ姿勢が続くと神経の働きが鈍くなり、筋肉がこわばります。
姿勢を保つ効率が下がり、疲れやすくなります。
4. 生活習慣の影響
座りすぎや運動不足、睡眠不足、ストレスは、体の力や柔軟性、神経の働きをさらに低下させます。長期的には肩こり、腰痛、足のだるさなど慢性的な症状につながります。
神経系とバランス機能を高めるドリル
体の反応力やバランス機能を高めることで、長時間の座位や立位でも疲れにくくなります。
- 片足立ち+目を閉じる:足や膝、体のバランス感覚を刺激し、姿勢を安定させる力を高める
- 不安定な場所での軽いスクワット:体の微調整能力を鍛え、反応力を改善
- 手と反対の足を交互に動かす運動:体の反応力と動きの連動を高める
日常でできる工夫
- 1時間ごとに立ち上がり軽く体を伸ばす
- 長時間立つ場合は片足を前後に動かす
- 腹部・背中・お尻の軽い運動を週2〜3回行う
- 睡眠・栄養・水分を整え、体を回復させる
まとめ
座り姿勢や立ち姿勢で疲れやすいのは、体を支える力不足・柔軟性不足・反応力の低下・生活習慣の影響が重なっていることが多いです。
健康で疲れにくい体をつくるには、
- バランスや体の反応力を高める簡単なドリルを行う
- 日常生活での軽い運動や姿勢の工夫を取り入れる
- 睡眠・栄養・水分など生活習慣を整える
これらを習慣化することで、長時間座ったり立ったりしても疲れにくく、肩こりや腰痛の予防にもつながります。