野球に真剣に取り組んでいると、「しっかり練習しているのに結果につながらない」「感覚ではできているのに、試合になるとうまくいかない」と感じることがあるかもしれません。

その原因は、努力不足ではなく、自分の動きを正しく理解できていないことにある場合が多くあります。

そこでおすすめしたいのが、自分のプレー動画をチェックする習慣です。

動画は、感覚だけでは気づけない動きのズレを教えてくれる、非常に強力なツールです。

野球は「再現性」が結果を左右する競技

野球は、投球・打撃・守備・走塁といった動作を、何度も繰り返す競技です。

一度うまくいった動きよりも、「同じ動きを何度再現できるか」が結果に直結します。

しかし、感覚だけに頼っていると、日によって動きが変わりやすくなります。

動画を見ることで、

・構えの姿勢
・体重移動のタイミング
・軸のブレ

といった再現性に関わるポイントを、視覚的に確認できます。

感覚と実際の動きはズレやすい

「しっかり体重を乗せて投げている」
「下半身から打っているつもり」

こうした感覚と、実際の動きが一致していないケースは少なくありません。

動画を確認すると、

・上体が突っ込んでいる
・下半身と上半身の動きがズレている
・フォロースルーが小さい

など、言葉だけでは分かりにくい課題がはっきりします。

ポジション別に見る動画のチェックポイント

ピッチャー

投球フォームの安定性、リリース位置、軸足の使い方は動画でこそ確認できます。

小さな崩れが、コントロールや球速に影響します。

バッター

構えからスイングまでの流れ、体の回転、インパクト前後の姿勢をチェックしましょう。

タイミングのズレが見えやすくなります。

守備・走塁

捕球姿勢や一歩目の反応、ベースランニングのライン取りなど、

無駄な動きは動画で確認すると修正しやすくなります。

動画を見ることで「直す順番」がわかる

野球は修正点が多くなりがちですが、すべてを一度に直す必要はありません。

動画を見ながら、

・ミスにつながった動き
・試合の流れを悪くした場面

を整理すると、今取り組むべき課題が明確になります。

改善点を1つに絞ることで、練習の質が大きく向上します。

動画を活用するときのポイント

動画を見ると、できていない部分ばかりに目がいきがちです。

しかし、良い動きも必ず確認することが大切です。

良かった動きは、あなたの強みであり、再現すべき基準です。

また、他人と比べるのではなく、「前の自分」と比べることで、成長を実感しやすくなります。

まとめ

学生野球において、自分のプレーを動画で振り返ることは、感覚と実際の動きを一致させ、再現性の高いプレーを身につけるための近道です。

練習や試合をただこなすのではなく、動画で振り返り、次の行動につなげる。

この積み重ねが、確実な上達につながります。