「勉強もしないといけないのは分かっている」
「でも、練習で疲れて何もできない」
学生野球に取り組む多くの選手が、この悩みを抱えています。
部活動に本気で向き合っているからこそ、勉強が後回しになり、そのことに罪悪感や不安を感じてしまう。
これは決して珍しいことではありません。
重要なのは、勉強と部活動を“気合”で両立しようとしないことです。
両立できない原因は「時間」ではない
よくある誤解が、「時間が足りないから両立できない」という考え方です。
しかし実際には、
- スマホを見る時間
- 何となく過ごしている時間
- 疲れて何も考えずに過ごす時間
こうした時間は、誰にでもあります。
問題は時間の量ではなく、時間の使い方と優先順位が整理できていないことです。
勉強も部活動も「毎日全力」は不要
部活動と同じように、勉強にも波があります。
- 集中してやる日
- 最低限でよい日
- しっかり休む日
これをすべて「毎日完璧にやろう」とすると、どちらも中途半端になりやすくなります。
部活動で強度の高い日ほど、勉強は短時間・高集中で十分です。
量より質を意識することが、両立の第一歩です。
勉強は「まとめて」ではなく「分ける」
疲れた状態で、「今日は2時間勉強しよう」と考えると、それだけで気持ちが重くなります。
おすすめなのは、
- 15分
- 20分
といった短い時間を区切って行う方法です。
短時間でも毎日触れることで、
- 勉強への抵抗が減る
- 記憶が定着しやすくなる
部活動の自主練と同じで、少量を継続することが大きな差になります。
疲れている日は「最低限」を決めておく
両立がうまくいかない選手の多くは、「できなかった日」に強く落ち込みます。
そうならないために、
- 疲れている日の最低ライン
- これだけやればOKという基準
をあらかじめ決めておくことが重要です。
例えば、
- 英単語10個
- 教科書を5分読む
これだけでも、「何もしなかった日」はなくなります。
この積み重ねが、自信につながります。
勉強は将来の選択肢を増やす「道具」
勉強は、部活動の敵ではありません。
むしろ、
- 進学の選択肢
- 野球を続ける環境
- 将来の可能性
を広げるための道具です。
野球に本気で取り組んできた選手ほど、「選べる立場」でいることが大切になります。
勉強は、その準備の一つです。
勉強と部活動はつながっている
集中力、継続力、計画性。
これらは勉強でも部活動でも共通して必要な力です。
勉強に向き合える選手は、
- 練習の意図を理解しやすい
- 自分で考えて調整できる
- 状況判断がうまくなる
結果として、野球の成長スピードも上がりやすい傾向があります。
まとめ
勉強と部活動の両立は、特別な才能が必要なことではありません。
- 完璧を目指さない
- 短時間でも継続する
- 自分なりの最低ラインを決める
この考え方だけで、両立は現実的になります。
学生野球は、野球だけでなく「自分を管理する力」を育てる期間でもあります。
勉強と部活動、どちらも将来につながる大切な経験です。
焦らず、自分のペースで、両立の形を作っていきましょう。

