- リバウンドジャンプ → 一瞬で最高到達点に到達するために必須
- ブロックショット → 反応速度と高さを両立させるための動作
- ダンクやアリウープ → 全身を連動させることで爆発的な跳躍を実現
- クイックジャンプ(二段ジャンプやセカンドジャンプ) → 連続動作でも効率的に跳び直せる
NBA選手やトップレベルのプレーヤーは、例外なくトリプルエクステンションが洗練されています。
トリプルエクステンションを最大化するトレーニング
1. 基礎的な筋力強化
- スクワット(股関節・膝関節の基礎)
- カーフレイズ(足首の伸展力)
- ヒップスラスト(股関節伸展の爆発力)
2. 爆発的パワーを養うプライオメトリクス
- ボックスジャンプ
地面を強く押して跳び上がり、着地姿勢で股関節・膝・足首の衝撃吸収を学ぶ。 - デプスジャンプ
高い位置から着地し、すぐに跳び返すことで「伸展→短縮サイクル」を強化。 - メディシンボールスラム+ジャンプ
全身を連動させて地面に力を伝える感覚を養う。
3. 動作連動を高めるドリル
- ジャンプスクワット
しゃがみ込みから爆発的にジャンプ、着地で安定を意識。 - スプリントドリル(ハイニー、バウンディング)
股関節主導で地面を押す感覚を養い、ジャンプ力とスピードを同時に強化。
トレーニング時のポイント
- 全関節を同時に伸展させる意識
特定の部位だけを強調せず、「地面を全身で押し切る」感覚を持つこと。 - 股関節から始動する
力の源は股関節。膝や足首はその力を伝達・増幅する役割です。 - 着地動作を重視する
強いジャンプには必ず安全な着地がセット。股関節・膝・足首を曲げて衝撃を分散する練習も欠かせません。
実戦で意識すべきこと
- リバウンド時 → 「つま先で跳ぶ」のではなく「全身で床を押す」意識
- ブロック時 → 腕のスイングとトリプルエクステンションを同調させる
- 速攻時のストライドジャンプ → 股関節主導の伸展で推進力を最大化
学生バスケットボール選手は「ジャンプ力=才能」と考えがちですが、実際には正しい動作とトレーニングによって大幅に伸ばせる能力です。
まとめ
トリプルエクステンションは、バスケットボールのジャンプ動作において「高さ」「速さ」「再現性」を決定する最重要要素です。
- 股関節・膝・足首を同時に伸ばす連動性
- 基礎筋力と爆発的パワーの両立
- 実戦を意識した動作ドリルの反復
これらを継続的に行うことで、学生アスリートでも確実にジャンプ力を高めることができます。
「才能」ではなく「正しいトレーニング」が、リバウンドやブロックで差を生むのです。