学生スポーツにおいて、トレーニング内容や栄養、睡眠への意識は高まっていますが、「肌の状態」まで意識できている選手は多くありません。

しかし、肌の乾燥は見た目の問題だけでなく、感染リスクやコンディション低下に直結する重要な要素です。

高いレベルを目指すからこそ、身体の内側だけでなく外側の管理にも目を向ける必要があります。

肌は身体を守る最前線のバリア

皮膚は外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ、いわば身体の防御壁です。

健康な肌は適度な水分と皮脂によってバリア機能が保たれています。

しかし、乾燥が進むと角質層に細かな隙間が生じ、そこから菌やウイルスが侵入しやすくなります。

特に冬場や空調の効いた環境、頻繁な手洗いや消毒は、肌の水分を奪い、バリア機能を低下させやすい条件が揃っています。

学生アスリートほど乾燥リスクが高い理由

学生スポーツの現場では、汗をかいた後にそのまま放置したり、シャワー後に保湿を行わなかったりするケースが多く見られます。

また、グラウンドや体育館での摩擦、テーピングの貼り替えなども皮膚への刺激となります。

これらが積み重なることで、肌は知らないうちにダメージを受け、乾燥やひび割れ、炎症を起こしやすくなります。

その結果、感染症や皮膚トラブルによって練習を休まざるを得ない状況につながることもあります。

ハンドクリームによる保湿は立派なコンディショニングです

肌の乾燥対策として最も手軽で効果的なのが、ハンドクリームや保湿剤の使用です。

保湿は「ケア」ではなく「予防」であり、コンディショニングの一部と考えるべきです。

手洗いやシャワーの後、就寝前などに保湿を習慣化することで、肌のバリア機能は維持されやすくなります。

これは感染予防だけでなく、皮膚トラブルによる集中力低下や不快感の防止にもつながります。

高いレベルを目指す選手ほど細部を大切にします

トップレベルの選手ほど、身体の小さな変化や違和感を見逃しません。

肌の乾燥を放置しないことも、その一つです。日々のトレーニングを継続するためには、ケガや病気を防ぐ視点が欠かせません。

肌の状態を整えることは、練習を積み重ねるための土台であり、結果として競技力向上を支えます。

日常の意識が将来のステージを決めます

高みのステージを目指す学生アスリートにとって、特別なことよりも、当たり前のことをどれだけ丁寧に積み重ねられるかが重要です。

肌の乾燥に気づき、保湿という小さな行動を継続できるかどうか。

その意識の差が、コンディションの安定や継続的な成長につながります。

身体を守る意識を持つことが、競技人生を長く、そして強くする第一歩となります。