こんにちは。パーソナルジムウィスポ代表の平島です。

今回は、実際のセッションの様子から「走りの違和感の正体」と「改善へのプロセス」をご紹介します。ウィスポに来られたことがない方にも、指導の雰囲気が自然と伝われば嬉しいです。

ハーフマラソンに挑戦する30代男性のご来店

「最近すごく走れているんです!距離も伸びてきて、3ヶ月後のハーフマラソンが楽しみで。」

そう話す表情はとても明るく、前向き。

やる気に満ちた状態で来てくださいました。

しかし同時に、「走っていると少し違和感が出る」「痛みが出る日がある」との相談もありました。

ランナーの中ではよくある話ですが、その“少しの違和感”の裏に、動きの偏りや筋のバランス不良が隠れていることは珍しくありません。

そこで、まずは動作と身体の状態を丁寧に確認することから始めました。

見えてきたのは「ふくらはぎ周囲径1.5cmの左右差」

姿勢、関節の動き、片脚支持、走りのクセなどを評価していく中で、一つのポイントが浮かび上がりました。

ふくらはぎの周囲径に1.5cmの差があるということ。

これは一般的な数値から考えても、明確な左右差です。

筋量や腱の張力、下腿の安定性が偏っていることを示しており、ランニングでは特に影響が大きく出ます。

ふくらはぎは着地衝撃の吸収や推進力の発揮に深く関わる部位。1cm以上の差があると動作の偏りが生じやすく、衝撃の逃げ方や筋の使われ方に差が出ると言われています。

この方が「走ると複数の部位が疲れやすい」「日によって痛む場所が変わる」と感じていた背景には、この左右差が関係している可能性が高いと考えられました。

やる気があっても“高止まり”してしまう理由

走る距離を伸ばせていることは素晴らしいことです。

ただし、今の身体の状態のまま走り込みを続けると、動作のクセがさらに強まり、症状が改善しないどころか悪化する可能性もあります。

この点を丁寧にお伝えすると、

「やっぱりそうなんですね。改善の方もお願いします。」

と前向きに受け入れてくださり、改善メニューへ取り組むことに。

ウィスポでは、やる気を尊重しつつ、専門家として必要な視点も共有し、お客様と同じ方向を向いて進める関係性を大切にしています。

改善に向けたトレーニングとウォームアップの重要性

改善の鍵は「左右差が生まれる原因」を解消し、動作効率を高めること。

そのために下記のようなメニューを取り入れています。

・ふくらはぎの左右バランスを整えるエクササイズ

・足首の機能調整(硬すぎ・柔らかすぎ双方の改善)

・股関節の可動域改善

・接地時間を短くするための反応系ドリル

・体幹の安定性向上

・地面反力を活かすランニングフォーム修正

これらは単なる筋トレではなく、「走るための動きそのものを変えるトレーニング」です。

特にウォームアップでは、その日の動きのクセや身体の反応を確認しながら、接地時間を短縮するエクササイズも組み込んでいます。

ウォームアップは身体を温めるだけでなく、コンディションを読み解く大切なヒントにもなります。

一度で劇的に変わるわけではない。だからこそ“二人三脚”

左右差や動作のクセは、一度のセッションですべて解決できるものではありません。

しかし、適切なメニューを継続すれば、確実に変化は起きていきます。

ウィスポでは、日々の取り組み状況を確認しながら、必要に応じて内容を調整。

その方の身体の反応や疲労度、走行距離、生活習慣まで踏まえた“オーダーメイド”のサポートをしていきます。

「トレーナーが一方的に教える」のではなく、

「お客様と一緒に改善を積み上げていく」。

これがウィスポが大切にしているスタイルです。

寄り添いながら、必要な時に専門的な知見を提供し、走りたい未来に向けて伴走していきます。

3ヶ月後のハーフに向けて、確かな一歩を

今回の36歳男性のように、やる気を持って取り組んでいる方ほど、身体の変化に気づきづらいことがあります。

しかし、一度「今の自分の状態」を知ることで、走りの質は驚くほど変わっていきます。

3ヶ月後のハーフマラソン。

ただ完走するだけでなく、

「これまでで一番気持ちよく走れた」と思えるように。

そのための準備を、ウィスポは全力でサポートしていきます。

ウィスポの日常が、皆さまのランニングやトレーニングのヒントになれば幸いです。