その肩こり、巻き肩が原因かもしれません

「なんだか肩が内側に入ってきた気がする」

「気づくと背中が丸まっている」

そんな不調を感じていませんか?

パソコンやスマホを長時間使う生活が続くと、自然と前かがみの姿勢になります。これが慢性化すると、肩が前に入り、胸が閉じた状態になる「巻き肩」になってしまうのです。

体は“よく使う姿勢”に合わせて変わっていく

人の体は、日々繰り返される姿勢に影響を受けて変化します。

デスクワークのように前かがみの姿勢が続くと、胸まわりの筋肉は縮み、肩甲骨まわりはうまく動かなくなり、「前かがみが標準姿勢」になっていきます。

こうなると、首・肩の筋肉に負担が集中し、慢性的なコリや疲労感が出やすくなるだけでなく、呼吸が浅くなって集中力やメンタルにも悪影響が出ることもあります。

だからこそ、毎日のこまめなケアが大切

「肩が凝ってからストレッチする」のではなく、不調が出る前に“リセット”する習慣を作ることが、健康維持のカギです。

1日1〜2分でいいので、巻き肩を防ぐストレッチをこまめに行うことで、姿勢は少しずつ改善していきます。

おすすめストレッチ:椅子でできる胸開きストレッチ

やり方:

  1. 椅子に浅く腰掛ける
  2. 両手をお尻の後ろで組み、腕を後ろへ引く
  3. 胸を開いて、肩甲骨を寄せるイメージ
  4. 深呼吸をゆっくり5回くり返す

※10回1〜2セットが目安です。

このストレッチでは、普段縮みやすい胸まわりの筋肉をゆるめ、自然と肩を後ろへ戻すサポートをします。リラックス効果もあり、リフレッシュにもぴったり。

エクササイズ動画をチェック

仕事の合間に“姿勢リセット”の習慣を

忙しい日々の中で、長時間同じ姿勢が続くのは避けられないもの。でも、ちょっとした時間にストレッチを挟むだけで、肩・首・背中の状態は変わってきます。

また、姿勢が整うことで見た目の印象も若々しく、疲れにくい体にもつながります。

健康は“姿勢”から整える

巻き肩は放っておくと、年齢とともにどんどん定着してしまいます。ですが、逆にいえば、今からでも変えていくことは十分可能です。

仕事の合間の1分、寝る前の1分を使って、ぜひこのストレッチを習慣にしてみてください。

体が軽くなり、仕事にも生活にも良い影響をもたらしてくれるはずです。