なぜ筋肉が硬いとダメなのか?
野球は「投げる」「打つ」などの反復動作が多く、特定の筋肉に負担がかかりやすい競技です。
特に、利き手・利き腕ばかりを使うことで身体の筋力バランスが偏り、使いすぎた筋肉が硬くなりがちです。
筋肉が硬くなると、以下のような悪影響があります:
- 疲労が抜けにくい
- ケガのリスクが高くなる
- 動きのキレが落ちる
- むくみや冷え、回復力の低下
これは、筋肉が硬くなることで血流が悪くなり、酸素や栄養が行き届かなくなることが原因です。
つまり、筋肉の硬さはパフォーマンスにも健康にも直結します。
成長期こそ「練習だけでなくケアやトレーニングもセットで」
特に中学生や高校生のような成長期の選手は、技術練習が中心になりがちです。しかし、身体はまだ未完成で、筋肉や骨のバランスも整っていません。
この時期に「投げる」「打つ」といった動作だけを繰り返すと、フォームが崩れる・疲労が溜まる・怪我をするといったリスクが高くなります。
だからこそ、トレーニングやセルフケアを練習と並行して取り組むことが必要なのです。
ケアのタイミングは自分に合った形で
野球選手に特におすすめなのは、
- ウォームアップでブリッジなどを組み込むこと
- クールダウンのストレッチを丁寧に行うこと
- 自宅でのセルフケアや体幹トレーニングを習慣にすること
- 練習オフの日にケア中心の時間を作ること
など、無理なく継続できるタイミングでセルフケアを行うことです。硬くなった筋肉を放置しておくと、フォームの乱れやパフォーマンス低下に直結します。
まとめ|野球の上達には「動ける体」が必要
「もっと遠くへ投げたい」「打球を飛ばしたい」と思ったとき、フォームを見直すことは大事ですが、それ以前に「体が硬くて十分に動かない」状態では、どんなにフォームを工夫しても伸び悩みます。
しっかり練習するために、動ける体を保つことが大前提。
そしてそのためには、ストレッチやケアが不可欠です。
成長期の今こそ、「練習+ケア」の両輪で取り組んでみてください。
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