下腹がぽっこり出てしまう…そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

今回は、骨盤の傾きを整えることで下腹のぽっこりを改善する、効果的な腹筋エクササイズをご紹介します。

道具なしで自宅でもできる内容ですので、ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。

下腹ぽっこり原因のひとつ「姿勢」にアプローチ

下腹部が前に出てしまう原因のひとつに、「腹部の筋力低下」と「骨盤の前傾」があります。

特にデスクワーク中心の生活や、毎日同じ姿勢で過ごす時間が長い方は要注意です。

腹筋が弱くなると、身体を支える力が足りず、反対に背筋が頑張りすぎてしまいます。

その結果、骨盤が前に傾きやすくなり、自然とお腹が前に出る姿勢(反り腰)になってしまいます。

このような姿勢では、お腹周りに力が入りにくく、ぽっこりお腹の原因に。

まずは姿勢を整えるためのアプローチが必要になります。

骨盤の「後傾」を意識するエクササイズが有効

今回ご紹介するエクササイズは、「骨盤の前傾」をリセットし、「後傾(=骨盤をやや後ろに傾ける)」を促す腹筋運動です。

いわゆる「上体起こし(シットアップ)」も腹筋には効果的ですが、すでに姿勢が崩れている方にとっては、背中を丸める動作が猫背や下腹ぽっこりをさらに助長する可能性があります。

そのため、腹筋を鍛える際は、自分の体の状態に合った種目を選ぶことが非常に重要です。

ポッコリ対策に効果的なトレーニング例はこちら

正しいフォームで効果アップ!動作の注意点

運動に慣れていない方は、まずは「骨盤を後傾させる感覚」を意識することから始めましょう。

仰向けに寝た状態で、腰の下に手のひら1枚分のスペースを作り、その隙間をつぶすようにお腹を引き締めてみてください。

これが骨盤後傾の基本的な感覚です。

この体勢を維持したまま足を動かすことで、下腹に効かせることができます。

腰に違和感がある場合は、無理せず中止しましょう。

当ジムでは評価に基づいて安全なメニューを提供

当ジムでは、お客様一人ひとりの身体の使い方や姿勢をチェックしたうえで、最も効果的で安全なエクササイズを選んでご提案しています。

ただやみくもに腹筋運動をしても、目的に合わなかったり、姿勢を悪化させてしまう場合もあるため注意が必要です。

「自分の体に合った運動をしたい」「効率よくぽっこりお腹を解消したい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

症状に対する一時的な対応から、根本的な改善へ

ただし、今回ご紹介したエクササイズは、症状に対する一時的な対応であることも理解しておくことが大切です。

つまり、一時的に姿勢を整えたり筋力を補ったりするには有効ですが、「なぜ今の状態が起きているのか?」という根本原因に目を向ける必要があります。

たとえば「猫背」を改善したい場合、背中の筋肉を鍛えるだけでは不十分です。

本来の姿勢を保つためには、

  • 関節の正しい位置を自分で感じ取る「感覚」
  • 正しい重心の位置を認識し続ける「バランス能力」

といった身体の使い方そのものが重要になります。

筋トレだけでは補いきれない“姿勢の認知”にアプローチすることで、はじめて本質的な改善が期待できるのです。

最後に

体の不調や姿勢の崩れには、必ず背景があります。

見た目の変化だけでなく「体の使い方」まで含めたサポートを受けることで、効率よく・安全に改善を目指すことができます。

「自分に合った方法で改善したい」

「姿勢や動作を根本から整えたい」

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

私たちは、一人ひとりのお身体と向き合い、最適な方法をご提案いたします。