バスケットボールでは、シュート・パス・ブロックの精度と威力が試合結果に直結します。
肩・胸・背中の筋肉は、各動作で発揮する役割が異なり、適切に連動させることで効率的に力を伝え、怪我を防ぐことができます。
シュートでの使い分け
シュートは腕だけでなく、体幹と上半身の連動が重要です。
- 肩:腕を持ち上げ、リリース時の押し出しをサポート。安定性を保つことでシュートの方向性が安定。
- 胸:前方への力を補助し、腕の力に頼らずスムーズにシュートを打てる。
- 背中:肩甲骨を安定させ、腕のブレを抑え、リリース後の減速も制御。
シュートでは肩と胸で力を作り、背中でブレを抑えるイメージで動作するのが効果的です。
パスでの使い分け
パスは瞬発力と方向制御が求められます。
- 短距離パス:肩と胸を中心に押し出し、背中で安定性を補助。
- 長距離パス:肩と背中を連動させて体幹から力を伝え、胸は補助的に使用。
距離や種類に応じて肩・胸・背中を意識的に連動させることで、精度と威力を高められます。
ブロックでの使い分け
ブロックは防御動作で、瞬間的なジャンプ力と腕の制御が重要です。
- 肩:腕を上げてブロックラインに構える動作を主導。
- 胸:腕の押し出しを補助し、相手のシュート軌道に力を伝える。
- 背中:肩甲骨と体幹を安定させ、ブレずに腕を保持。
ブロックでは肩主体で瞬間的に力を発揮し、背中で体幹を安定させることがポイントです。
練習への応用
- 肩・胸・背中の連動トレーニング
- プッシュアップやショルダープレスで肩と胸の力を強化
- 懸垂やローイングで背中の安定性を向上
- フォーム確認
- 軽いボールでシュート・パス・ブロックの動作を練習し、肩・胸・背中の使い方を意識
- 体幹連動
- ジャンプやパス動作で体幹の安定を意識することで、効率的に力を伝達
まとめ
- シュート:肩と胸で力を作り、背中でブレを抑える
- パス:距離や種類に応じて肩・胸・背中を連動
- ブロック:肩で瞬間的に力を発揮し、背中で体幹を安定
肩・胸・背中の筋肉を動作に応じて効率的に連動させることで、パフォーマンス向上と怪我予防が可能です。
体幹と上半身のバランスを意識することが、学生バスケでも重要なポイントとなります。