巻き肩ってなに?どうして起こるの?
最近、「肩が前に出ている気がする」「背中が丸まりやすい」と感じていませんか?
それ、もしかすると「巻き肩」かもしれません。
巻き肩とは、肩が体の前に入り込み、胸が閉じてしまったような姿勢のこと。
スポーツを頑張る中高生でも、授業やスマホ・ゲームの時間が長いと、自然と前かがみになりやすく、気付かないうちに巻き肩が定着してしまうことがあります。
なぜ巻き肩になるとパフォーマンスが落ちるのか?
人の体は、同じ姿勢が長時間続くと「その姿勢に適応」します。
胸が縮こまり、肩甲骨が開いたまま固まり、背中の筋肉が使いにくくなると、走る・投げる・踏ん張るといった動きで力がうまく伝えられなくなってしまうのです。
また、呼吸が浅くなって集中力が続かない、疲れやすくなるといった影響も。
こうした小さな積み重ねが、ケガやパフォーマンス低下につながる恐れもあります。
だからこそ「早めの対策」がカギ!
「まだ大丈夫」と思っていても、姿勢の崩れはじわじわと進行します。
だからこそ、今のうちから正しい姿勢を意識してケアをすることが大切。
今回は、椅子に座ったまま1分でできるストレッチをご紹介します。授業の合間や、勉強中の休憩時間にぜひ取り入れてみてください。
おすすめストレッチ:チェア胸開きストレッチ
やり方:
- 椅子に浅く座る
- 両手をお尻の後ろで組む
- 胸をゆっくり開いて腕を後ろに引く
- 肩甲骨を寄せながら、深呼吸を5回くり返す
※10回が目安
このストレッチは、巻き肩の原因になりやすい「胸の筋肉」をゆるめて、自然と肩が後ろに戻るように促します。
姿勢を整えることが“自分の力”になる!
良い姿勢は、見た目がかっこよくなるだけでなく、スポーツの動きもスムーズになります。
「姿勢なんて関係ない」と思わず、今から正しい体の使い方を身につけておくことが、将来のケガ予防やレベルアップにもつながります。
ぜひ、日々のストレッチを習慣にして、自分の体を良い状態に保っていきましょう!