野球のパフォーマンスを左右する「回旋(身体を捻る)」動作。今回はこの回旋可動域に焦点を当て、なぜ必要なのか、どのようにトレーニングすべきかを詳しく解説します。

野球における「回旋動作」の重要性

野球の動きには、必ずと言っていいほど身体の「捻り」が関係しています。

  • 投球:下半身のエネルギーを上半身へと伝える際、体幹の捻りが重要
  • 打撃:スイングの中で骨盤と胸郭の回旋が連動して、パワーを生み出す
  • 守備:スローイングや送球動作でも素早い回旋が求められる

つまり「捻る力=回旋可動域」が十分にあるかどうかは、野球のあらゆる場面でのパフォーマンスに影響します。

回旋が硬いとフォームが崩れる

回旋の可動域が狭くなると、身体は別の部位で無理をして動きを代償しようとします。その結果…

  • 肩や肘への負担が増える
  • 腰痛や背中の張りにつながる
  • フォームが安定せず、打撃や投球のパフォーマンスが落ちる

左右非対称な動きが多い野球だからこそ、意識して回旋の可動域を整えることが必要なのです。

ウォームアップに「捻る」動きを!

可動域を広げるためには、日々の意識と継続がカギ。特にウォームアップで回旋エクササイズを取り入れることで、身体の連動性が高まり、ケガの予防にもつながります。

おすすめの回旋エクササイズをこちらで紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

▶︎ 【エクササイズ動画はこちら】

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短時間でできる動きばかりなので、練習前のルーティンとして取り入れてみましょう。

継続が身体を変える

可動域や柔軟性は一度広げても、使わなければすぐに元に戻ってしまいます。逆にいえば、地道にコツコツと取り組めば、確実に変化が現れます。

「昨日より少し動かしやすい」「投げやすくなった」「バッティングでスムーズに回れる」

そんな感覚を積み重ねていくことが、将来の大きな差になります。

習慣作りこそ最強

どんなに良いエクササイズも、“やったりやらなかったり”では効果が薄れてしまいます。

野球選手にとって、体幹の可動域や動きの滑らかさは大きな武器になります。

特に成長期の今、正しい動きを習慣化しておくことで、将来的にケガの少ない、しなやかに動ける身体が作られます。

「回旋=捻る動き」は、見落とされがちですが、確実にパフォーマンスに直結する要素です。今のうちから丁寧に取り組んでいきましょう。