「筋トレをしてもなかなか続かない」「何をやったら効果があるのかわからない」――そんな女性におすすめなのが、10回×2〜3セットの筋トレです。
実はこのシンプルな方法が、体の中で“若返りホルモン”とも呼ばれる成長ホルモンを分泌させる秘訣なんです。
ここでは、その理由と効果、実践のポイントをご紹介します。
成長ホルモンってどんなホルモン?
成長ホルモンというと、子どもの身長を伸ばすイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
実は大人にとっても、とても大切な働きをしているホルモンなんです。
- 筋肉や骨の修復・強化
- 脂肪燃焼のサポート
- 基礎代謝アップによる太りにくい体づくり
このように、筋肉や骨だけでなく、脂肪や代謝にも関わるホルモンで、「若返りホルモン」と呼ばれるのも納得ですね。
なぜ筋トレで成長ホルモンが出るの?
人の体は「ちょっときつい」と感じる運動をすると、それに応じてホルモンが分泌されます。
特に筋トレは筋肉に小さなダメージを与えるため、その修復を助けようと成長ホルモンが増える仕組みになっています。
その中でも10回でギリギリ持ちこたえられるくらいの負荷を2〜3セット行うのが効果的。
強すぎても弱すぎても分泌は少なくなってしまうため、「ややきつい」を目安にすることがポイントです。
さらに、脚・背中・胸といった大きな筋肉を動かすトレーニングほどホルモンの分泌が増えるといわれています。
成長ホルモンがもたらす3つの効果
では、実際に成長ホルモンが分泌されると体にどんな変化があるのでしょうか。
1. 脂肪燃焼効率アップ
成長ホルモンは脂肪をエネルギーに変える働きを高めます。つまり、筋トレによって分泌されたホルモンのおかげで、体にたまった脂肪を燃やしやすくなるのです。
2. 筋肉の修復と増強
筋トレで傷ついた筋繊維は、成長ホルモンのサポートを受けながら修復されます。この過程で筋肉は少しずつ強く、引き締まっていくのです。筋肉が維持されることで、基礎代謝も下がりにくくなります。
3. 代謝全般の活性化
成長ホルモンは筋肉や脂肪だけでなく、血流や内臓の働きにも良い影響を与えます。体の巡りが整うことで、冷えや疲れの改善にもつながるのは嬉しいポイントですね。
実践のポイント
それでは実際に筋トレをするときに意識したいポイントを整理してみましょう。
- 10回で「少しきつい」と感じる重さや回数を選ぶ
- 2〜3セット行うのが目安
- セット間の休憩は60〜90秒にする
- スクワットや背中のトレーニングなど大きな筋肉を使う種目を中心に
さらに、筋トレ後に軽い有酸素運動(ウォーキングやジョギング)を組み合わせると、脂肪燃焼効率はぐっと高まります。
まとめ:成長ホルモンを味方にして元気な毎日を
筋トレというと「ハードで続かない」と思いがちですが、10回×2〜3セットで十分に効果が期待できます。
成長ホルモンが分泌されることで、脂肪が燃えやすくなり、筋肉は引き締まり、代謝も活発に。
結果的に「痩せやすく、疲れにくい、元気な体」へと近づいていきます。
今日から少しずつ、あなたの生活に筋トレを取り入れてみませんか?
成長ホルモンがあなたの味方となり、健康的で若々しい毎日をサポートしてくれます。