スポーツをする学生にとって、身体のパフォーマンスを高めるアイテムの一つがピチッとした服(コンプレッションウェア)です。
最近は陸上、バスケ、サッカーなど幅広いスポーツで見かけるようになりました。
ただ、カッコいいから着るだけではなく、メリットとデメリットを理解して正しく活用することが大切です。
メリット
筋肉をサポートしてパフォーマンスを向上
ピチッとした服は、筋肉に軽い圧力をかけることで、運動中のブレや無駄な振動を減らすことができます。
ジャンプやダッシュなど瞬発力が求められる動きの多いスポーツでは、これにより筋肉の効率的な働きが期待できます。
血流を促進して疲労を軽減
服の圧迫効果によって血液やリンパの循環が改善され、酸素の供給や老廃物の除去がスムーズになります。
その結果、試合や練習後の筋肉疲労が和らぎ、回復が早くなる可能性があります。
ケガ予防や姿勢サポート
体幹や関節周囲を軽く支えるため、ピチッとした服は姿勢の安定やケガの予防にも役立ちます。
特に膝や肩などの負荷がかかる部分をサポートできるため、動作のブレによるケガリスクを減らせる場合があります。
デメリット
サイズや着用方法を間違えると逆効果
過度にきつい服は血流を妨げたり、動きを制限したりする可能性があります。
自分の体型に合ったサイズを選ぶことが大切です。
肌の敏感さや筋肉の硬さによる影響
ピチッとした服は肌への摩擦や圧迫が増えるため、敏感肌の学生はかぶれやかゆみが生じやすくなります。
また、筋肉が硬くなりやすい人は過度な圧迫で血流が滞る場合があり、逆に疲労や動きの制限につながることがあります。
研究では、過度なコンプレッションは皮膚の血流低下や筋肉の緊張増加を招くことがあると報告されています(Journal of Sports Science, 2018)。
着るだけでパフォーマンス向上とは限らない
あくまで補助的なアイテムです。
正しいトレーニングやフォーム、休養があって初めて効果が発揮されます。
まとめ
学生スポーツでピチッとした服を使う場合は、
- 筋肉サポート・疲労軽減・ケガ予防に役立つ
- サイズや着用時間、肌や筋肉の状態に注意する
- 補助アイテムとして正しく活用する
このポイントを押さえることで、安全に効果的に運動パフォーマンスを向上させることができます。
