はじめに

野球を頑張る学生のみなさん、試合で打てない・守れないとき、つい「もっと練習しないと」と思いませんか?

でも、結果が出ない原因は練習量不足だけではないことも多いのです。

その鍵になるのが「疲労の蓄積」と「オーバートレーニング」です。

頑張りすぎると逆効果になる理由

  • 疲れが溜まりすぎると、スイングスピードや投球のキレが落ちます。
  • 疲労でフォームが崩れると、肩や肘に余計な負担がかかり、ケガのリスクが上がります。
  • 集中力が切れやすくなり、守備や走塁の判断が遅れることもあります。

野球特有の注意点

  • 同じ動きを繰り返すスポーツなので、同じ部位に負担が集中しやすい
  • 投球過多やバッティング練習のやりすぎは、疲労骨折や炎症につながる
  • 練習試合や大会が続くと「休む時間がない」状態になりがち

結果が出ないときに見直すこと

  • 量より質を重視する:ただ練習時間を増やすのではなく、集中できる時間帯を活かす
  • 休養をスケジュールに組み込む:休むことも勝つための戦略
  • 軽い練習の日を作る:キャッチボールや体幹トレーニングなど負担の少ないメニュー
  • 記録を取る:体調・睡眠・疲労感を毎日メモして、自分のコンディションを把握する
  • メンタル面にも目を向ける:気持ちの余裕はプレーの質に直結します

オーバートレーニング症候群について詳しく知りたい方へ

オーバートレーニング症候群についてさらに詳しく知りたい方は、以下のリンクをご参照ください。

オーバートレーニング症候群とは

まとめ

野球は努力が結果につながるスポーツですが、疲労の蓄積はその努力を無駄にしてしまうこともあります。

「もっとやる」だけでなく、「どう休むか」を考えることが、試合で本来の力を出す近道です。

体も心も整えて、最後まで自分らしいプレーを続けましょう。