「しっかり練習しているのに、なかなか結果につながらない」
学生野球の現場では、多くの選手がこのような壁に直面します。
練習量は十分、指導も受けている。
それでも成長を実感しにくいと感じる背景には、
自分のプレーを正確に把握できていないことが関係している場合があります。
そこで重要になるのが、動画を使った「振り返り」です。
自分の感覚は、必ずしも正確ではない
プレー中、選手は自分の身体感覚を頼りに動いています。
「今の動きは良かった」「タイミングは合っていた」
こうした感覚は大切ですが、非常に主観的なものです。
疲労や緊張、思い込みによって、
実際の動きとのズレが生じることは珍しくありません。
特に学生野球では、成長途中の身体や試合のプレッシャーにより、
自分の動きを正確に感じ取ることが難しい場面も多くなります。
映像がもたらす客観的な気づき
動画で自分のプレーを確認すると、
感覚だけでは気づけなかった点がはっきりと見えてきます。
動作の再現性、タイミングのズレ、力の使い方、
姿勢や軸の安定性など、
映像はプレーを客観的に捉える手助けをしてくれます。
「思っていたより身体が開いている」
「毎回フォームが微妙に違う」
こうした気づきが、次の修正につながります。
野球は再現性が結果を左右する競技
野球は、同じ動作を高い精度で繰り返すことが求められる競技です。
一度うまくいった動きを再現できなければ、
安定した結果にはつながりません。
動画を使って振り返ることで、
なぜうまくいったのか、どこが良かったのかを具体的に理解できます。
これは感覚だけに頼った練習では得にくい要素です。
なんとなくの努力から抜け出すために
ただ量をこなす練習は、決して無駄ではありません。
しかし、現状の課題を理解しないまま続ける努力は、
遠回りになってしまうこともあります。
振り返りによって、
今の自分がどの段階にいて、
何を修正すべきなのかが明確になります。
これにより、努力の方向性がはっきりします。
修正と実践の積み重ねが成長を生む
動画で課題を確認し、
練習で意識し、
再び映像で確認する。
このサイクルを繰り返すことで、
動きは少しずつ洗練されていきます。
正確な修正と実践をどれだけ積み重ねられるかが、
成長を左右する大きなポイントです。
まとめ
学生野球において、動画による振り返りは、
単なる確認作業ではありません。
自分を客観視し、課題を明確にし、
努力の質を高めるための重要な手段です。
感覚を大切にしながら、映像という客観的な視点を取り入れる。
その積み重ねこそが、次のレベルへ進むための確かな一歩となります。

