学生バレーボールでは、「ジャンプが高くならない」「着地で膝や腰が痛くなる」「スパイク時に体が流れる」といった悩みをよく耳にします。
これらの多くに共通して関わっているのが、股関節の使い方です。
スパイク、ブロック、レシーブ、助走。
バレーボールの動作は、常に股関節を中心とした下半身の働きによって支えられています。
今回は、当ジムで指導している股関節エクササイズについて、学生バレーボール選手向けに解説します。
バレーボールは「跳んで・止まって・着地する」競技
バレーボールは、
- 助走からの連続ジャンプ
- ブロック後の着地
- 低い姿勢からの素早い切り返し
といった動作を繰り返す競技です。
これらを安定して行うためには、
股関節がしっかり使え、骨盤や体幹と連動していることが不可欠です。
股関節の働きが不十分だと、
- ジャンプ時に力が上方向へ伝わらない
- 着地時の衝撃を吸収できない
- 膝や腰に負担が集中する
といった問題が起こりやすくなります。
股関節エクササイズ=股関節だけを動かす、ではない
今回ご紹介するエクササイズは、「股関節を内側に捻る運動」として知られているものです。
しかし、このエクササイズは股関節だけを意識すれば良いものではありません。
正しい動作では、
- 股関節
- 骨盤
- 腰(体幹)
が連動することで、初めて意味のあるトレーニングになります。
「股関節を動かそう」と意識しすぎると、
見た目だけを追ってしまい、
膝や腰に負担のかかるフォームを覚えてしまうことがあります。
間違った動きが、ジャンプ力低下や怪我につながる理由
誤ったフォームのままエクササイズを続けてしまうと、
- ジャンプ時に力を出し切れない
- 助走からの動きがスムーズでなくなる
- 着地で体が流れる
といった状態になりやすくなります。
特に学生バレーボール選手は、
成長期にジャンプ動作を繰り返すことで、
膝・腰・足首への負担が蓄積しやすいという特徴があります。
バレーボール選手に必要なのは「跳べて、安定して降りられる体」
当ジムでは、
「筋力をつけること」よりも
無理なく正しい動作を積み重ねることを大切にしています。
同じエクササイズでも、
- 柔軟性
- 筋力バランス
- 成長段階
によって、意識すべきポイントは異なります。
一人一人の体の状態に合わせて、
「今できる正しい動き」を身につけていくことが、
ジャンプ力向上と怪我予防につながります。
股関節を正しく使えると、プレーはこう変わる
股関節が正しく使えるようになると、
- ジャンプ時に地面反力を活かせる
- スパイク時の体のブレが減る
- 着地が安定し、膝への負担が減る
- ブロック後の次の動作に移りやすくなる
といった変化が期待できます。
これは筋力だけでなく、
体の使い方が変わることによる効果です。
実際の動きは動画で確認しましょう
👉https://linevoom.line.me/post/1176713260321106947
※ジャンプ・着地につながる股関節、骨盤、腰の連動に注目してください。
※動画では、
「股関節だけを動かそうとしてしまう例」と
「全身が連動した正しい動き」
を比較しています。
文章を読んだあとに動画を見ることで、
エクササイズの意図とフォームのポイントがより明確になります。
情報だけに頼らない体づくりが、成長を支える
動画やSNSの情報は便利ですが、
本当に大切なのは自分の体に合った動かし方を知ることです。
正しいフォームは、
- 自分では気づきにくい
- 見た目だけでは判断しにくい
という特徴があります。
専門的な視点で体の使い方を確認しながら取り組むことで、
安全で効率的な体づくりが可能になります。
小さな積み重ねが、将来のプレーを守る
焦らず、正しい努力を積み重ねること。
日々の小さな積み重ねが、
ジャンプ力・安定性・怪我予防につながります。
自分の体を理解し、無理なく動かす習慣を身につけることが、
長くバレーボールを続け、成長していくための土台になります。

