「家でヒップリフトしてるんだけど、合ってるかわからないんよねー」
セッション中にこのようなご相談をいただきました。
ご自身でトレーニングに取り組まれているからこそ生まれる、とても大切な視点です。
動作チェックで見えたポイント
実際に動作を確認させていただくと、ヒップリフトの際に腰が上がりすぎている状態が見られました。
一見しっかり上がっているように見えますが、このフォームでは股関節ではなく、腰(脊柱起立筋)で代償している可能性が高い状態です。
また今回は、ヒップリフトの動作だけでなく、
・日常生活動作の再現(立ち上がりや前かがみ動作など)
・これまでに腰を痛めた場面や状況
といった点も含めて、総合的に評価を行いました。
なぜこのフォームが問題なのか
本来ヒップリフトは、股関節の伸展を大臀筋で行うエクササイズです。
しかし腰を過度に反らせてしまうと、動きの中心が股関節から腰椎へと移ってしまいます。
その結果、本来分散されるべき負担が腰に集中してしまいます。
起こりうるリスク
① 腰椎へのストレス増加
腰を反らせることで、腰椎への圧縮・剪断ストレスが増加し、腰痛のリスクが高まります。
② 動作パターンの誤学習
股関節ではなく腰で動くクセがつき、日常生活でも腰に頼る動きが増えてしまいます。
③ 大臀筋の機能低下
お尻の筋肉がうまく使えない状態が続くことで、筋出力や動作効率が低下します。
④ 負担の連鎖
股関節の機能低下により、膝や足関節への負担が増える可能性があります。
フォームの問題は「結果」であることも多い
トレーニングフォームの乱れは、単なる意識の問題だけではありません。
日常生活での身体の使い方や、これまでの動作のクセが影響しているケースも多く見られます。
実際に、腰を痛めた経験がある場合、その動きが無意識に再現されていることもあります。
つまりフォームの崩れは結果であり、
その背景には日常動作や身体の使い方が隠れています。
フォーム修正のポイント
こうした背景も踏まえながら、今回はフォームを一つひとつ確認・修正していきました。
・腰を反らせすぎず、股関節で持ち上げる
・お尻の収縮を感じられる範囲でコントロールする
といったポイントを意識することで、効き方は大きく変わります。
✅ヒップリフトのポイント解説はこちら
当ジムで大切にしていること
当ジムでは、回数や負荷だけでなく、動きの質や背景の評価を大切にしています。
単にフォームを整えるだけでなく、
「なぜその動きになっているのか」まで掘り下げることで、より安全で再現性の高い身体づくりを目指しています。
まとめ
「なんとなくできている」から一歩進み、
正しく動けているかを確認することが、ケガ予防と効果向上の鍵になります。
トレーニングの中にこそ、日常の動きのクセが表れます。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

