広島県呉市のパーソナルジムWiSPウィスポ代表の平島です。

突然ですが、「モナリザ症候群」はご存じですか?

これは、交感神経の働きが低下し、脂肪燃焼の効率が悪くなることで食べすぎていないのに太りやすくなった状態のことを指します。

せっかく身体を引き締めようと頑張っても、身体の機能が悪くなっているせいで努力の効果が身を結ばないのは非常にもったいない!

ということで、モナリザ症候群を深堀してチェックしてみましょう。

自律神経とは?

自律神経とは、心臓や血管の動き・呼吸・消化・体温調節など、生きていくうえで不可欠な働きを無意識にコントロールしてくれるものです。

何らかの原因で身体にストレスがかかると自律神経の働きは低下してしまいます。

ストレスで太る?

ストレスで太る・・・これは、あり得ます!

よくあるパターンとしては、ストレスで食べすぎた結果太ってしまうもの。

これは、誰の目でみても太るのは容易に想像できますね。

しかし、ストレスが直接的に影響することも十分あり得ることです。

自律神経が乱れると・・・

「抗ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)分泌➡血糖値上昇➡脂肪分解抑制➡脂肪を身体に溜め込む」

上記のような悪循環で太るパターンも非常に多いです。

「そんなに食べていないのに太ってる」と感じている方は、自律神経の乱れが原因かもしれません。

食事を減らすだけではなく、やはり運動が大事!

自律神経でも、交感神経の働きが弱いと太ると言われています。

交感神経は脂肪分解にも関係していて「食事を摂る➡満腹中枢刺激➡自律神経活性➡アドレナリン分泌➡脂肪の分解・燃焼」となります。

特に、肥満の方は膵臓からインスリンを分泌してもアドレナリンを分泌できないので脂肪を分解するシステムはほとんど働きません。

交感神経の働きを高めるためには、「運動」が大事!

運動は交感神経をしっかり働かせることができるため、初心者の方でも少しきついと感じるくらいの運動は不可欠です。

ある実験では…

薬で自律神経の働きをブロックすると、1日の消費エネルギーが400kcalも低下したというデータがあります。

この結果を計算すると・・・

脂肪は1kg7200kcal 1カ月:400×30=12000 12000÷7200=1.66kg

         1年:400×365=146000 146000÷7200=20.2kg

➡1カ月で1.66kg,1年で20.2kg脂肪が増えることになります。

極論ですので、ここまで自律神経が働かないということはありませんが、自律神経の働きの低さが脂肪燃焼効率に関わることはイメージしていただけるかと思います。

モナリザ症候群 セルフチェック

※5つ以上当てはまったら要注意!

□食べ過ぎていないのに太っている
□目覚めが悪い
□朝食は食べない
□運動はほとんどしない
□家でゴロゴロするのが好き
□日中は座りっぱなし
□お風呂はシャワーだけ
□ずっとスマホをいじっている
□睡眠時間が6時間以下
□深夜1時以降に寝ることが多い

最後に

いかがでしたか?

セルフチェックで☑がついた項目は、あなたが優先的に改善したい内容です。

当ジムでも、クライアント様の状況に合わせて無理なく実践できる方法をお伝えしています。

身体作りは、無茶な食事制限や激しすぎる運動は必要ありません。

あなたの生活スタイルに合わせて少しずつ変化を加えることが、安全で健康な身体作りといえます。

今のあなたにできることから一つずつ積み重ねていきましょう!

身体は必ず変わります!