筋トレを続ける女性にとって、体重だけでなく骨格筋量(筋肉の量)や内臓脂肪レベルを確認することは、効率的に引き締まった体を作る上でとても大切です。

数値はあくまで目安ですが、自分の体の状態を知ることで、無理なく筋トレを続けながら健康的な体作りができます。

骨格筋量(筋肉の量)の目安

骨格筋量とは、文字通り体を動かすための筋肉の量です。

筋肉があると基礎代謝が上がり、脂肪を燃やしやすく、引き締まった体型を作るのに役立ちます。

  • 標準の目安:体重の24〜30%
  • やや多め(30%以上):筋肉量十分 → 基礎代謝が高く、運動の効果が出やすい
  • やや少なめ(23%以下):筋肉量が少なめ → 代謝が下がり、引き締め効果が出にくい

筋肉量を増やすことが目的ではなく、「引き締め・代謝アップを目指す程度の筋肉量」を維持することがポイントです。

重い負荷を上げてマッチョになる必要はなく、軽めのダンベルや自重トレーニングでも十分です。

内臓脂肪レベルの目安

内臓脂肪はお腹の奥、臓器の周りにある脂肪で、体脂肪の中でも代謝や健康に大きく影響します。

体組成計では、内臓脂肪レベルとして1〜99程度で表示されることが多いです。

  • 1〜9:標準 → 健康的な範囲
  • 10〜14:やや多め → 脂肪燃焼の余地あり
  • 15以上:多め → 健康リスクが高まる

筋トレをしても、内臓脂肪が多いと見た目は引き締まりにくく、運動の効果が半減することがあります。

そのため、筋トレと並行して有酸素運動や食事管理で内臓脂肪をコントロールすることが大切です。

筋トレ女性のチェックポイント

  1. 筋肉量を維持・やや増やす
    • 基礎代謝を下げず、脂肪燃焼効率を高める
    • 軽いダンベルや自重トレーニングを継続的に行う
  2. 内臓脂肪を増やさない
    • 食事や日常の活動量に気を配り、脂肪の増加を抑える
    • 内臓脂肪が少なめだと筋トレの引き締め効果も見えやすい
  3. 無理のない強度で継続
    • 目的は「引き締め」と「健康維持」
    • マッチョになることを目的にしなくてよいので、無理のない範囲でトレーニング
  4. 数字を目安に体の変化を確認
    • 骨格筋量と内臓脂肪レベルを定期的にチェック
    • 体重だけにこだわらず、体の中身の変化を意識する

まとめ

  • 骨格筋量:体重の24〜30%を目安に維持
  • 内臓脂肪レベル:1〜9を目安に管理
  • 引き締め・代謝アップを目指すなら、筋肉量を落とさず脂肪をコントロールすることが大切
  • 重量や回数にこだわらず、軽めの筋トレを継続することで、無理なく健康的に引き締まった体が作れる

筋トレ女性は「マッチョになる」ことを目的にする必要はありません。

あくまで代謝を上げて脂肪を燃やしやすくする体作りがゴールです。

骨格筋量と内臓脂肪レベルの目安を参考に、無理なく楽しくトレーニングを続けましょう。