学生バスケットボールでは、「ジャンプが伸びない」「切り返しでバランスを崩しやすい」「膝や腰を痛めやすい」といった悩みをよく耳にします。
これらの多くに共通して関わっているのが、股関節の使い方です。
ダッシュ、ストップ、方向転換、ジャンプ、着地。
バスケットボールの動作は、常に股関節を中心とした下半身の働きによって支えられています。
今回は、当ジムで指導している股関節エクササイズについて、学生バスケットボール選手向けに解説します。
バスケットボールは「止まって動く」スポーツ
バスケットボールは、
- 急加速と急停止
- 細かい方向転換
- 繰り返されるジャンプと着地
- 接触を伴うプレー
が多い競技です。
これらの動作を安定して行うためには、
股関節がしっかり使え、骨盤や体幹と連動していることが不可欠です。
股関節の働きが不十分だと、
- ストップ時に膝が前に流れる
- 着地で衝撃を吸収できない
- 低い姿勢を保てない
といった問題が起こりやすくなります。
股関節エクササイズ=股関節だけを動かす、ではない
今回ご紹介するエクササイズは、「股関節を内側に捻る運動」として知られているものです。
しかし、このエクササイズは股関節だけを意識すれば良いものではありません。
正しい動作では、
- 股関節
- 骨盤
- 腰(体幹)
が連動することで、初めて意味のあるトレーニングになります。
「股関節を動かそう」と意識しすぎると、
目に見える部分だけを動かしてしまい、
膝や腰に負担がかかるフォームを覚えてしまうことがあります。
間違った動きが、怪我やプレーの不安定さにつながる理由
誤ったフォームのままトレーニングを続けると、
- ジャンプ時に力を出し切れない
- 着地で衝撃を逃がせない
- 切り返しで体が流れる
といった状態になりやすくなります。
特に学生バスケットボール選手は、
成長期に繰り返されるジャンプや接触プレーにより、
膝・腰・足首への負担が大きくなりやすいという特徴があります。
バスケットボール選手に必要なのは「安定して動ける体」
当ジムでは、
「きついトレーニング」よりも
無理なく正しい動作を積み重ねることを大切にしています。
同じエクササイズでも、
- 柔軟性
- 筋力バランス
- 成長段階
によって、意識すべきポイントは異なります。
一人一人の体に合わせて、
「今できる正しい動き」を身につけていくことが、
将来の怪我予防とパフォーマンス向上につながります。
股関節を正しく使えると、プレーはこう変わる
股関節が正しく使えるようになると、
- ジャンプ時に地面反力を活かせる
- 着地が安定し、膝への負担が減る
- ディフェンス時の低い姿勢を保ちやすくなる
- 切り返しでブレにくくなる
といった変化が期待できます。
これは筋力だけでなく、
体の使い方が変わることによる効果です。
実際の動きは動画で確認しましょう
👉 https://linevoom.line.me/post/1176713260321106947
※ジャンプ・ストップ動作につながる股関節、骨盤、腰の連動に注目してください。
※動画では、
「股関節だけを動かそうとしてしまう例」と
「全身が連動した正しい動き」
を比較しています。
文章を読んだあとに動画を見ることで、
エクササイズの意図とフォームのポイントがより明確になります。
情報だけに頼らない体づくりが、成長を支える
動画やSNSの情報は便利ですが、
本当に大切なのは自分の体に合った動かし方を知ることです。
正しいフォームは、
- 自分では気づきにくい
- 見た目だけでは判断しにくい
という特徴があります。
専門的な視点で体の使い方を確認しながら取り組むことで、
安全で効率的な体づくりが可能になります。
小さな積み重ねが、プレーの質を高める
焦らず、正しい努力を積み重ねること。
日々の小さな積み重ねが、
ジャンプ力・安定性・怪我予防につながります。
自分の体を理解し、無理なく動かす習慣を身につけることが、
長くバスケットボールを続け、成長していくための土台になります。

