先日、トレーニングを開始する前に、あるお客様がこう言われました。
「今日はたいぎいんよー」
そういう日、ありますよね。
このお客様は、筋力や体力をつけるために週に一回、定期的にトレーニングを頑張ってくださっています。
そんな方が「たいぎい」と言われたので、少しお話を伺ってみました。
すると、年度末で仕事が忙しく、残業も増え、考え事も多くて頭が休まらない。
睡眠もあまり取れていない状態とのことでした。
年度末は、誰にとっても慌ただしい時期ですよね。
「たいぎい」と言える環境
そもそも「今日はたいぎい」と言うのは、意外と難しいことだと思います。
「せっかく来たんだから頑張らないといけない」
「トレーナーに申し訳ない」
そんなふうに思ってしまう方も少なくありません。
しかし当ジムでは、お客様が取り組みやすい環境づくりを大切にしています。
そもそも運動は、身体にとって「ストレス」でもあります。
常に万全のやる気やコンディションで取り組めるとは限りません。
プロのスポーツ選手でさえも、日々コンディショニングやメンテナンスを徹底しています。
それでも、常に完璧な状態でいることは難しいのが現実です。
そうした環境の方々と比べても、
日常生活を送りながら常に頑張り続けることは簡単ではありません。
状態に合わせてメニューを選ぶこともサポート
だからこそ、その日の状態に合わせて
- 最善のトレーニングメニューを選ぶ
- コミュニケーションを取りながらリフレッシュできる時間にする
ことも、トレーナーの大切な役目だと考えています。
しんどいときこそ、
- どんな取り組みなら悪化を防げるのか
- どうすれば回復につながるのか
を考えることが重要です。
「疲労」の種類を考える
疲れといっても、原因はさまざまです。
- 身体的な疲労
- 精神的な疲労
特に精神的な疲労が強い場合は、
脳をリフレッシュするような運動を行うことで、身体が軽く感じやすくなることがあります。
軽い運動は血流を促し、脳の働きにも良い影響を与えることが知られています。
その結果、気分がリフレッシュされたり、身体が動きやすくなったりすることもあります。
このように「なぜその言葉が出たのか」という背景を考えることで、トレーニングのヒントが見つかることも多いのです。
コミュニケーションもトレーニングの一部
とはいえ、トレーナーが感じ取れることにも限界があります。
だからこそ、お客様の状況をお聞きすることも大切です。
つまり、コミュニケーションもトレーニングの一部だと考えています。
ただし、お客様が身体や心の状態を伝えてくださるためには、
「言いやすい雰囲気」
「信頼関係」
が必要です。
これは簡単なことではありません。
だからこそ、
- 表情
- 雰囲気
- 歩き方
といった些細な変化にも目を向けながら、お客様の様子を見ることを大切にしています。
身体づくり=筋トレだけではない
身体づくりというと「筋力トレーニング」のイメージが強いかもしれません。
もちろんそれは基本としてとても大切です。
しかし、筋肉を鍛えるだけではなく、
- 日常生活で活かせる身体の使い方
- 身体の機能を高める運動
も合わせて取り組むことが重要です。
そうすることで、
- 転倒予防
- 体力づくり
- 疲れにくい身体づくり
といった「快適な身体づくり」につながります。
その方に合った運動はいくらでもある
当ジムでは、筋力トレーニングだけでなく
- ストレッチ
- 身体機能を高める軽い運動
- 自重トレーニング
など、幅広い方法でサポートしています。
トレーニングに自信がない方であれば、
ダンベルなどの器具を使わなくても取り組めるメニューもあります。
一見シンプルな動作でも、少し工夫することで
地味だけど効果的なトレーニング
にすることができます。
効果的なメニューは本当にたくさんあります。
お客様の身体の状態を評価したうえで、適切な方法を選択し、安全にサポートしています。
完璧を求めなくても大丈夫です
身体づくりにおいて大切なのは、
その時々の最善を選ぶことです。
完璧を求める必要はありません。
無理のないペースで、できることを少しずつ積み重ねる。
その積み重ねが、確実に身体の変化につながっていきます。
「今日はたいぎいんよー」
そんな日でも大丈夫です。
その日の状態に合わせて、一緒に進めていきましょう。

