しっかり寝てる?筋トレや部活の成果を決める“睡眠の質”

「毎日部活を頑張ってるのに筋肉が増えない」「疲れが抜けにくい」

そんな悩みを持つ学生は、もしかすると睡眠不足が原因かもしれません。

睡眠は、ただの「休息」ではなく、筋肉や体の回復にとって超重要な時間です。どれだけトレーニングを頑張っても、寝ていないと効果が出にくくなります。

ここでは、睡眠不足が筋肉や体に与える3つの影響と、その対策を紹介します。

① 筋肉がつきにくくなる:筋タンパク質合成の抑制

トレーニングをすると、筋肉がダメージを受け、それが修復・成長することで強くなるという流れが起こります。

でも、睡眠時間が短いとこの「修復と成長」がうまくいきません。睡眠不足のときは「筋肉を分解するホルモン」が多く分泌され、逆に「筋肉をつくるホルモン(成長ホルモン)」は減ってしまいます。

つまり、頑張っても筋肉が増えないどころか、筋肉が減ってしまう可能性もあるのです。

② 集中力が低下 → トレーニングの質が下がる

睡眠不足のとき、「なんだか頭が働かない」「注意力が散る」と感じたことはありませんか?

これは脳の働きが一時的に落ちている状態です。フォームが崩れやすくなったり、ケガのリスクが高まったりするだけでなく、「練習に身が入らない」状態になり、トレーニングの質が下がる原因になります。

③ 体の回復力が落ちて、代謝もダウン

夜にぐっすり眠っている間、体は傷ついた筋肉を修復したり、エネルギーを整えたりしています。睡眠が短いとこの「回復サイクル」が乱れてしまい、疲れが取れず、体調が悪くなったり、免疫力が下がったりすることも。

さらに、代謝のリズムにも悪影響が出ます。代謝が下がると体がだるくなり、脂肪も燃えにくくなるため、体づくりが思うように進まなくなります。

今日からできる対策は?

  • 睡眠時間はできるだけ7〜8時間を目安に確保しよう
  • 寝る直前のスマホやゲームは控え、脳をリラックスさせる
  • 朝起きたら朝日を浴びて、体内リズムを整える
  • 寝る前はカフェインや刺激物を避ける

トレーニング効果を高めたいなら、筋トレと同じくらい「睡眠」も大切です。よく寝ることは、立派なトレーニングの一部。部活で成果を出したい人は、ぜひ“寝る力”も鍛えていきましょう!