学生テニスでは、「ショットが安定しない」「強く打つと体が流れる」「腰や膝を痛めやすい」といった悩みを抱える選手が少なくありません。
これらの問題に深く関わっているのが、股関節の使い方です。
ストローク、サーブ、ボレー、フットワーク。
テニスの動作は、股関節を中心とした回旋と体重移動によって成り立っています。
今回は、当ジムで指導している股関節エクササイズについて、学生テニス選手向けに解説します。
テニスは「回旋」と「片脚支持」の連続動作
テニスでは、
- 片脚で体を支えながらのストローク
- 左右に素早く動く切り返し
- サーブでの大きな体の回旋
といった動作を繰り返します。
このとき重要なのが、
下半身で作った力を、体幹を通してラケットへ伝えることです。
股関節がうまく使えない状態では、
- 上半身だけでスイングしてしまう
- 毎回スイング軌道が変わる
- 腰や股関節、膝に負担が集中する
といった状態になりやすくなります。
股関節エクササイズ=股関節だけを動かす、ではない
今回ご紹介するエクササイズは、「股関節を内側に捻る運動」として知られているものです。
しかし、このエクササイズは股関節だけを単独で動かすものではありません。
正しい動作では、
- 股関節
- 骨盤
- 腰(体幹)
が連動することで、初めて意味のあるトレーニングになります。
「股関節を意識しすぎる」ことで、
見た目だけを真似した動きになり、
体に負担のかかるフォームを覚えてしまうケースも少なくありません。
間違った動きが、ショットの不安定さや怪我につながる理由
誤ったフォームのままトレーニングを続けると、
- 回旋動作がスムーズに出ない
- 体重移動が不十分になる
- 腰や膝、股関節周囲に負担がかかる
といった問題が起こりやすくなります。
特にテニスは左右非対称の動作が多いため、
体の使い方のクセが怪我につながりやすい競技でもあります。
成長期のうちに、正しい動作を身につけることが非常に重要です。
テニス選手に必要なのは「正しく回れる体」
当ジムでは、
「筋力をつけること」よりも
無理なく正しい動きを繰り返すことを大切にしています。
同じエクササイズでも、
- 柔軟性の高い選手
- 体が硬い選手
- 成長途中の選手
では、意識すべきポイントが異なります。
一人一人の体の特徴に合わせて、
「今できる正しい動き」を積み重ねることが、
ショットの安定性と再現性向上につながります。
股関節を正しく使えると、テニスの動きはこう変わる
股関節が正しく使えるようになると、
- ストローク時の体重移動が安定する
- サーブで下半身の力を使いやすくなる
- フットワークが軽くなる
- 腰や膝への負担が減る
といった変化が期待できます。
これは単なる筋力アップではなく、
体の使い方そのものが変わることによる効果です。
実際の動きは動画で確認しましょう
👉https://linevoom.line.me/post/1176713260321106947
※股関節・骨盤・腰がどのように連動しているかに注目してください。
※動画では、
「股関節だけを動かそうとしてしまう例」と
「全身が連動した正しい動き」
を比較しています。
文章を読んだあとに動画を見ることで、
エクササイズの意図とフォームのポイントがより明確になります。
情報だけに頼らない体づくりが、上達への近道
動画やSNSには多くのトレーニング情報がありますが、
本当に大切なのは自分の体に合った動かし方を知ることです。
正しいフォームは、
- 自分では気づきにくい
- 見た目だけでは判断しにくい
という特徴があります。
専門的な視点で体の使い方を確認しながら取り組むことで、
安全で効率的なパフォーマンス向上が可能になります。
小さな積み重ねが、安定したプレーを作る
焦らず、正しい努力を積み重ねること。
日々の小さな積み重ねが、
ショットの安定性と怪我予防につながります。
自分の体を理解し、無理なく動かす習慣を身につけることが、
長くテニスを続け、成長していくための土台になります。
