皆さん、こんにちは。

広島県呉市のパーソナルジムWiSPウィスポ代表の平島です。

  

先日、40代女性のクライアント様からこのようなご質問をいただきました。

「体幹を鍛えるためには何をしたらいいですか?」

体幹を鍛えるというワードは様々な解釈がありますが、クライアント様は、「歩いているときや階段を上がるときにフラフラしやすい」とのことでしたので、今回は安定した姿勢を保つ能力と定義します。

  

とりあえず体幹トレーニングを実践していませんか?

体幹を鍛えるために、上体起こしやプランクなどを行う方は多いのではないでしょうか。

それらのメニューは非常に効果的ですが、目的と方法を間違えると逆効果になるリスクもあるのです。

例えば、上体起こしは姿勢保持に必要な腹筋を鍛える効果的なメニューですが、やりすぎると姿勢を悪化させる要因にもなります。

上体起こしの動作をイメージしてみてください。この動作では背中を丸める動きを反復しています。

それを猫背の方が繰り返し行うと猫背を助長することは容易に想像できますよね。

つまり、何が言いたいかというと、あなたの目的に合わせた方法を選択しましょうということです。

正しい方法を選択しなければ、いつまで経っても身体がよくなりません。

SAIDの法則

体幹を鍛えようとしてプランクばかり行っていても、必要な時にその力が発揮できなければ意味がありません。

安定した姿勢を保つという目的を達成するためには、安定した姿勢を保つ必要がある場面に近い状態でトレーニングすることが大切です。

これをSAIDの法則といいます。

SAIDはSpecific Adaptation to Imposed Demandsの略称で、課された要求に対する特異的な対応を意味します。

簡単に言うと、鍛えたとおりに身体は変わるということです。

立った状態での安定した姿勢を確保したいなら、立った状態で鍛えることが大切です。

下記の片脚立ちトレーニングのように、片脚立ち姿勢に重りを持ちバランスを保とうとすることで、バランスに必要な筋肉に刺激を加えることができます。

どんなトレーニングを選択するかによって、身体がどんなふうに変化・適応するかが決まるのです。

トレーニング方法は十人十色

SAIDの法則をもとにトレーニングを選択することで、トレーニングの質を向上させることができます。

宅トレを頑張っている方は、メニューを選択するヒントにしていただければ幸いです。

現代は、情報が溢れかえっており便利な世の中といえますが、その中で本当に必要な情報を選択することは非常に難しいです。

特に、SNSは非常に有益なものもありますが、いわゆるバズるための投稿というものもあるので注意したいところです。

当ジムのクライアント様は、「結局なにからはじめていいかわからない」というお悩みを抱えてお越しいただく方が非常に多いです。

そうしてお悩みのクライアント様にとって最善の方法を提供できるよう、日々考えアップデートも行っていきます。

正しい方法を選択すれば身体は必ず変わります!